失くしたものはそうやすやすと手元に戻るものではない
パスポートを作るためにパスポートセンターに行く。
今はわざわざ天王寺に行かなくても、堺市役所で作ることはできるようになっている。しかし区役所では出来ないので些か不便だ。
便利さを求めすぎては行けない。十分便利になったもんだと、言い聞かせ市役所に向かう。
お金と財布があれば、免許証も財布に入ってるし問題ないと、車で市役所まで行く。
パスポート作成には戸籍抄本が必要なため、まずは市民課へ向かう。
申請用紙に必要事項を記入し窓口へ向かうと、本人確認書類の提示を求められたため、財布の中から免許証を。
ん?
ない。
いつも入れないような所まで探すも見当たらず。
やむなく保険証を提示するも、顔写真がないため、両親の誕生日なんかを聞かれ、なんとか戸籍抄本はゲット。
パスポートの方も事情を説明し、作成は出来るとのこと。
しかし、免許証がないと気付いてからと言うもの、パスポートの手続きなんて上の空である。
一刻も早く家の中を探したい。
きっと家の中にはあるはずだ。
免許証がないことを知ってしまっているので、手続きが終わってからの帰りの運転は何故かソワソワする。
家に帰って心当たりがありそうな場所もくまなく探すもない。
落としたのだろうと思い、警察に行き紛失届け
を出すも、届いてはない様子。
警察で再発行を依頼すると、2週間程度かかるが、試験場であれば即日発行可能とのこと。
来週中に試験場に行くことを誓ったのであった。
当然ながらそれまで運転は出来ないらしい。
きっと再発行した後に、家の中から免許証が見つかるのだろう。
いつだってそう。探してる時には見つからない。
でも、探さなきゃ見つからない
自分の眼鏡。